前回前々回とフィルタイメージのI/Oを紹介しました。RINGでは、このようなフィルタイメージのフォーマットの他に、非常に軽量な独自フォーマットも用意しています。

RINGのフィルタにはフィルタの生成元が存在します。この生成元を線型結合させることによりフィルタを生成しているわけです。したがって、線型結合の係数列が分かればフィルタが生成できるということになりますね。

(L.327-329)でRINGの関数に渡す変数の値を決めています。(L.336)が係数列の取得処理です。係数列の型とサイズは(L.116)に記載の通りです。以前紹介したスペクトルイメージのレコード数65536に比べると、非常に小さくなっていますね。

なお、係数列を使う場合は(L.327-329)で定めた変数の値も必要になりますので、これらも含めて(L.337)でファイルに出力しています。writePARAM関数は(L.23)でプロトタイプ宣言していますね。

保存した係数列を利用する場合は、(L.349)のようにファイルから各変数を読み出して(L.350)でフィルタ生成処理をします。readPARAM関数は(L.22)でプロトタイプ宣言されていますね。

(L.357)でフィルタを設置して、(L.358)でフィルタリングを実行します。(written by J.Nishigata)

製品16- RING_DEV の使い方～サンプルコードの説明その７