【USE CASE:バーコード】(第3回)スマホから取得した画像を、商品管理へリンクさせる取り組み
【背景・目的】
目的を振り返ってみましょう。
・「商品管理を簡素化したい」
・「スマホからバーコードを含んだ画像を撮り(※)、商品管理へリンクさせることで実現させたい」
※商品の売り場などを想定
第1回、第2回にわたってRINGによるバーコードの読み取りの改善・可能性の検証を行なってきました。
【第3回】
【USE CASE:バーコード】最終回の今回は、前回目視で確認したRINGの効果の定量化を実施します。
フリーソフトウェア「ImageJ」でRING適用前後の画像を取り込み、プロファイルデータを定量評価していきます。
【方法・結果】
以下①②で定量的に効果がある(※)ことを評価しました。
※黒と白の差が大きくなる
①Image_Jにて、バーコードの黒白を数値化する。
左:RING適用後 右:RING適用前
【中心付近(黒白100前後)の詳細】
左:RING適用後 右:RING適用前
②今回の画像で、RING適用前後で「黒と白の差」が大きくなった。
数値は、約10%以上(黒白のスケール200にあたり、20以上変化)変化した。
※1.画像の黄色塗り参照
※2.バーコードの太い箇所に効果は薄い。
バーコードの細い箇所 ( 画像①:縦軸50~150 )に絞った。
【結論】
入力画像では幅の最も細いバーコードのエレメントは白黒の濃淡差が表れ辛い傾向があるが、RINGを適用させることで、濃淡差の増加・改善が定量的に確認された。
閾値設定の難しいバーコード画像ですが、RINGを使うことで可読性が向上することが分かりました。私たちアルシスデータは現場のニーズをキャッチアップし、より良い製品づくり・応用事例をお伝えしてまいります。
0コメント