適切な RADIUS 値を決めるためには RADIUS 走査を実行する必要があります。RADIUS 走査のレスポンスを上げることはスムーズな解析に必要不可欠です。

RADIUS 走査に負荷をかけている要素は以下の 3 つです。

要素1. 画サイズ
要素2. QUALITY 値
要素3. REDUCTION 値

画サイズに関しては RADIUS 決めの練習と同様に「Tキー」を押してプレビューモードを 256×256 にすれば解消されます。近年のPCはハイパフォーマンスですから、この設定だけで充分かもしれません。充分なスピード感が出ない場合は、以下の設定を参照ください。

QUALITY 値は LOW/MID など低い値に設定してみてください。MID/HIGH などの高い値は最終的な出力を得るときに設定すれば充分です。おすすめは、走査時でも最終出力時でも MID でやってしまうことです。REDUCTION 値も同様に DISABLE に設定してください。DISABLE 設定だとアーチファクトやノイズが多少邪魔になるかもしれませんが、練習して慣らしてみてください。ENABLE 設定は最終的な出力を得るときのみにしましょう。

以上のように工夫すると、概ね 10 倍から 100 倍くらい RADIUS 走査のパフォーマンスが改善します。(written by J.Nishigata)

製品7- RING APP の使い方～スムーズに解析を進める方法