パシフィコ横浜で開催される国際画像機器展2022に出展します。
アルシスデータ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:吉川 茂男、以下当社)は、国内最大・最先端のマシンビジョンが集う展示会である「国際画像機器展2022」に出展致します。
https://www.adcom-media.co.jp/ite/
■出展背景
弊社は、独自の数学的基礎研究により、革新的なデコンボリューション技術を開発する研究開発企業です。
これまでに半導体・バイオ・検査装置・航空宇宙(ドローン)・インフラ・セキュリティといった産業領域や、研究機関・大学との共同研究などのアカデミック領域に展開し、様々な実績を積み重ねることで、従来のデコンボリューション法では解決できなかった処理速度・低計算量・分解能向上によってお客様の課題を解決しています。
本年度の国際画像機器展では、主力製品であるブラインド・デコンボリューション・ソフトウェア「RINGシリーズ」の最新アップデートと利用機器の展示を行います。
■当日のみどころ①<新発表>
1.RING3.0 ~新バージョン~
画像内の異なったぼやけ方ごとにフィルタを可変させる「局所デコンボリューション法」を適用した初の製品です。従来のデコンボリューション法の課題であった、画像内の異なったぼか方に対応しづらい=一様のぼけ方にしか対応できないケースを解決します。例えば、周辺収差などへの応用が期待できます。
2.RING CLOUD ~動画、小ロットサンプル対応~
クラウドに解析したいデータをアップするだけで自動的に解析、結果をメールで取得するサービスです。従来、APIで作りこみが必要であった動画対応をクラウドで完結。また、サンプル数が少なくアプリ版の購入を悩まれるケースでも、クラウドであれば安価かつ迅速に解析ができるようになります。
※動画はマルチスタックTIFF、AVIに対応します。
3.RING Viewer for DESKTOP
GUIで直感的な操作が可能になったバージョンです。画面上でデコンボリューション前後の比較ができるほか、パラメータの設定なども自由自在。これにより、従来のCUIと比較して迅速な解析を行うことができます。
その他、API、ライブラリ対応への拡充を行っており、従来のC言語からC#版も登場を予定しており、組込みシステムへの一層の活用が期待できます。
■<当日のみどころ②>利用機器・製品動作イメージ
上記新製品の発表に合わせて、新製品が動作する推奨カメラ機器の利用・動作イメージも展示します。
1.超小型内視鏡 1mm、8mm
髪の毛の先ほどのサイズの1mm台内視鏡は、血管内視鏡としての利用や、ごく狭い管などの検査・診断に最適。LED照明付の8mm内視鏡は主に産業用途での利用を想定しており、例えば筒の内部を照らしながらの検査などに有効です。
内視鏡はレンズ性能に制約が伴うため、デコンボリューションが極めて大きな効果を発揮します。ぜひデモでその変化をご覧ください。
2.顕微鏡 Opto ”Plug & Play”
1台の筐体にレンズ、センサー、照明、ソフトウェアがセットされており、専用のアタッシュケース1個でどこでも解析が可能です。例えば、これまで現場でサンプルを取得し、研究室で解析を待っていたようなケースでも、製造現場にアタッシュケースを持参すれば迅速に検査を行うことができます。
顕微鏡で撮影した画像のデータ量をさらに向上させるために、デコンボリューションが極めて有効な手段となります。
3.産業カメラ USB3.0
外観検査等に用いられるメジャーなUSB3.0対応産業カメラとRING Viewerをつなげば、現場での解析、パラメータ設定、Before/Afterの確認を迅速に行うことができます。
産業カメラの検査性能の向上のため、デコンボリューションと組み合わせることにより判定制度の向上などが期待できます。
■RINGシリーズをお選びいただくポイント
・PSFの事前決定が不要なブラインド・デコンボリューション技術のため、従来のノンブラインド・デコンボリューションと比較して、メーカーからレンズ情報を得なくても画像解析が可能。
超解像のように撮影データを加工してピクセルを増やすような処理を行うのでなく、デコンボリューションは元からセンサーに含まれていたデータを復元し、画像のエッジ、コントラスト、解像感の向上を得るための技術であり、より画像本来の情報を抽出することができます。
従来カメラメーカーや特定用途のソフトウェアに独占されていたデコンボリューションを、初めて民生レベルのあらゆる製品に適用可能としました。
・4Kで100FPS、VGAなら3,000FPSを超える超高速性能を有しています。
この秘訣は、独自の数学的アルゴリズムにより従来のデコンボリューションの欠点であったループ処理でなく、解析的に1つの解から演算を行う点にあります。
計算量が少ない=電力消費量が極小であり、モバイルバッテリーの持ち時間向上はもちろん環境負荷も最小にします。
・APIによる外部連携、クラウド処理、独自コーデック、GUIなど、多彩な拡張オプションをご用意。お客様の製品と組み合わせて検査性能を向上したり、新製品を開発したり、どのようなシチュエーションにも対応します。
■対象となるお客様
①画像の鮮鋭化・高画質化に課題をお持ちのお客様
例:イメージセンサー、顕微鏡、外観検査、研究機関、航空宇宙、バイオ、防犯、マーケティングなど
②大容量画像データによる課題をお持ちのお客様
例:高速性能を要求される検査装置、監視カメラ、衛星カメラ、クリエイティブ、ストレージベンダー、ISP、インフラ・警備(遠距離無線通信)など
③画像データに起因する電力消費量に課題をお持ちのお客様
例:携帯電話メーカー、カメラメーカー、モジュールメーカー(自動運転等)、データセンターなど
■受賞歴
当技術は、2016年に発明者の西形が WIRED x Audi INNOVATION AWARD 2016: Next Innovator として選出されたことを皮切りに、2019年には「第31回・中小企業優秀新技術・新製品賞」のソフトウェア部門にて「優秀賞」を受賞。2020年・2022年には、東京都中小企業振興公社「革新サービス助成」「新製品・新技術開発助成」事業にも採択されるなど、国内外において高い評価を獲得しています。
■開催概要
会場は検温、消毒、入場制限等で万全のコロナ対策を行っております。
皆様のご来場を、心よりお待ちしております。
===
【開催概要】
名称: 国際画像機器展2022
https://www.adcom-media.co.jp/ite/
主催: アドコム・メディア株式会社
日時: 2022年12月7日(水)~12月9日(金) 10:00~17:00
場所: パシフィコ横浜 展示ホールD
ブース番号: 23
===
■本リリースに関する連絡先
アルシスデータ株式会社
〒150-6031
東京都渋谷区恵比寿 4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー31階
E-MAIL: info@alxisdata.co.jp
NEWS(広報)(10)
0コメント